2009/09/28

FlashとSilverlightのプラグイン普及率

RIAstats.comによると、この文章を書いている時点でのFlashとSilverlighそれぞれのプラグインの普及率は次のとおり。
 Flash:       97.19%
 Silverlight: 27.30%

ただし、この数字はFlash Player 6とか、Silverlight 1.0などの古いプラグインも含まれている。そこそこ新しいプラグインだけで見ると、次のようになる。
 Flash:       95.60% --- 15.39%(ver. 9) + 80.21%(ver. 10)
 Silverlight: 25.64% ---  5.95%(ver. 2) + 19.69%(ver. 3)

こう見てみると、やはりFlashの方が今のところはまだ圧倒的に普及している。InfoQのWeb記事「Flash is Dominating the Landscape, but Silverlight is Growing」に、半年ほど前の数字が紹介されている。
 Flash:       95% --- 42%(ver. 9) + 53%(ver. 10)
 Silverlight: 19% --- 19%(ver. 2)

このときはSilverlight 3はまだ出ていない。ちなみに、Silverlight 1.0は、この時点でわずか2%。

こうしてみてみると、Silverlight 3とFlash Player 10がここ半年で大きく伸びていることがわかる。Windows 7にはSilverlightが搭載されるようなので、Silverlightプラグインは今後さらに普及が加速するかもしれない。

この統計を取っているRIAstats.comというサイトは、一般のウェブサイトにプラグイン検知のJavaScriptを埋め込み、そこから情報を収集しているらしい。完全に自己資金で運営しており、利害関係はないとのこと。ちなみに、このサイト自体はFlashで作られている。さすがにせいぜい25%の普及率では、Silverlightで作るわけにはいかないようだ。
 
 

2009/09/27

Browserscope - ブラウザ機能判定サイト

以前にUA Profiler - ブラウザ性能特性測定ツールという記事をポストしたが、UA Profilerがさらに進化してBrowserscopeというサイトになった。

UA ProfilerのときはWebブラウザの性能特性を調べるツールだったが、BrowserはさらにAcid3やCSSのSelectors API、HTML 5のcontentEditableの実装状況など、総合的にブラウザの機能を判定するツールになっている。

Browserscopeについては、日本語で詳しく解説したWeb記事もすでに出ている。
http://journal.mycom.co.jp/articles/2009/09/17/browserscope/001.html

 
ちなみに、昔のUA Profilerもまだ一応残っている。