2010/09/21

Flash Player 10.1.85.3 リリース

10.1.82.76以前のバージョンのFlash Player の重大なセキュリティ脆弱性を対策したFlash Player 10.1.85.3 がリリースされた。

最新版のFlash Playerのダウンロードはこちら

脆弱性の内容についてはこちら

脆弱性については9/13に発表されていたようだ。当初は9/27の週にセキュリティアップデートを出す予定だったが、前倒しでリリースされたらしい。なお、リリースノートを見る限り、今回修正されたのは上記セキュリティ脆弱性のみ。

2010/09/16

Flash Player "Square" リリース!

次期 Flash Player のプレビュー版、コードネーム "Square" がリリースされた。こちらを見ると、今回のリリースの目玉は64ビットOSサポート(Windows、Mac、Linux同時対応!)と、Internet Explorer 9βのハードウェアアクセラレーションレンダリングへの対応らしい。って、Internet Explorer 9は今日ベータ版が発表されたばかりだ。対応が早い!!!

とはいえ、Flash Playerチームのブログを見ると、「ここ数ヶ月、MicrosoftのIEチームと協力してやってました」とあるので、実際にはそれほど驚くことでもないのかもしれない。

ところで今回のIE 9対応だが、新たなGPUサポート機能のおかげでIE 8のときよりレンダリングが35%以上も高速化されるらしい。 wmode="transparent"のときのレンダリングもかなり速くなるみたいなので、今悩まされているwmode="opaque"のときのスクロールの遅さも、もしかしたら大幅に改善されているかもしれない。

 もっともIE 9ではHTML 5もサポートされるので、IEBlogのコメント欄なんかを見ると、「これでFlashも要らなくなる」といった意見もあるようだ。実際には、HTML 5が普及するにはずっと時間がかかるだろうから、Flashはそう簡単にはなくならない。IE 8以前のブラウザだってしぶとく残るだろうし、Webサイトがどこもかしこもvideoタグやcanvasタグを使うようになるのはさらに先だろう。