2008/08/13

無償でWindows XPの仮想マシン環境を構築する方法

ふだんは家でプログラムを書いたりしないけど、ひさしぶりに仕事とは別にコードをちょっといじくってみたくなったので、Webサーバや開発環境をインストールすることにした。この際なので、ついでに自宅のノートPCにWindows XPの仮想マシン環境を構築し、クリーンな環境にインストールする。以下はその手順。あちこちのWebサイトにすでに情報があるが、後で便利に参照できるように、ここでまとめておく。

◎ 用意するもの
1. VMWare Player・・・仮想マシン実行ソフトウェア(無償)
2. QEMU・・・VMWareのディスクイメージ作成ツール(無償)

VMWare Playerだけだと仮想マシンの実行はできても、仮想マシンの新規作成はできない。VMWare Workstationを使えば仮想マシンの作成もできるが、こっちは有償だ。なので、VMWareの仮想マシンを作成する機能があるQEMUを使う。QEMUは本当はプロセッサエミュレータだが、VMWareのイメージファイルを作成する機能が付属している。

◎ 手順
こちらのページの記述を参考に、ほぼそのまま手順を実行。VM設定ファイル(.vmxファイル)の記述だけちょっと修正。以下は修正ポイントだけ記す。
(1) guestOSの値をwinxpproにした(これについてはこっちのページを参考にした)。
(2) ethernet0.*の項目をすべてコメントアウト(これについてはこっちのページを参考にした)。

上記の修正をしてからVM設定ファイルをダブルクリックしてVMを起動、そのままWindows XP Professionalをインストール。何の問題もなく一発で成功した。

というわけで、あっけなくタダでWindows XPのクリーンな環境が構築できたのだが、ちょっと気になってライセンスについて調べてみたら、XPは仮想マシン用に別途ライセンスが必要なことが判った。今回インストールしたのはノートPCを買ったときに付いてきたOEM版のOSなので、そのまま使うと不正使用になるようだ。同一ハードウェアPC上なので問題ないんじゃないかと思ってたけど、どうもそうではなさそうなので、せっかく構築した環境も使えない。ただこのまま何もしないで捨ててしまうのも惜しいので、環境構築手順だけでもここにメモしておく。
 

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