2009/07/09

Chrome OSがWindowsキラーにならない10の理由

7日にGoogleがChrome OSを発表してから、あちこちで盛り上がっているようだ。Web上のニュースやブログをいくつか見た限りでは、好意的~礼賛くらいのレンジのものがほとんどだったが、本当にうまく行くんだろうか?そう思ってたら、Chrome OSがWindowsキラーにならない10の理由という秀逸なWeb記事を見つけた。簡単に要約すると以下のとおり。
  1. オンラインアプリケーションはみんな使いたがらない
    Google Docsは3年かかってシェアは1%、おまけにそのほとんどはMicrosoft Officeも使っている。Docsだけ使っているユーザーって見たことある?私は、ない。

  2. Google Chromeも人気がない
    Chromeのシェアは2%。シェアは今後上がるだろうが、FirefoxとSafariはChromeより急速にシェアを伸ばしている。なぜ、Chrome OSがシェアを獲れると言える?

  3. ネットワークコンピュータは失敗の連続だらけ
    1996年にラリー・エリスンが「ネットワーク・コンピュータ」を発表した。それはWindowsの独占を打ち破るはずだったがそうはならなかった。Chromeも同じだ。

  4. Googleだったら何でも成功するわけではない
    Google Searchはネットに君臨している。GmailもMapsもうまくいった。でもOrkut、Readerはそうでもない。実のところ、Googleには数百のアプリケーションがあるが、うまくいってるのはわずかだ。

  5. 優秀な開発者にとって魅力的ではない
    Chrome OSの顧客は、安さを求める人たちだ。彼らはソフトウェアに金を出したがらない。金のないところに優秀な開発者は集まらない。

  6. インターネットがなければ動かない
    Chromeはインターネットにつながらないときは何もできない。

  7. Chromeは個人所有できない
    ChromeはデスクトップPCみたいに自分だけのものにはできない。WindowsやMacなら、買えば自分のものだし、Webも使える。ChromeはWebが使えるだけだ。

  8. Chromeは足かせをはめられたLinux
    ChromeはLinuxベースだが、過去何年もLinuxに投資し成功してきたUbuntuより良いものになると誰が言える?差別化点はデスクトップアプリケーションが実行できないことだが、これは魅力的とは言えない。

  9. 普及したとしても時間がかかる
    Androidは今頃とっくにiPhoneを駆逐してたはずだが、iPhoneはピンピンしている。2010年後半にリリースされたとしても普及には時間がかかるだろうし、それまでにWindowsやMacだって今より進化しているだろう。

  10. 未来はマルチタッチスクリーンにある
    WIMP(Window、Icon、Menu、Pointing Device)はもう古い。これからはiPhoneみたいなマルチタッチ、フィジックス、ジェスチャ、それに3Dの時代だ。それにはまともなOSが必要だ。
電源オンから数秒でインターネットにつながるネットブックがあればうれしいが、それだけなら携帯電話も同じ。数年後にどうなっているか楽しみだ。
 

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